エンジンの調子が悪いという事で入庫の、カワサキW1SA
レッカー輸送にてお初の修理依頼。ありがとうございます
加速中の息つきや減速時のアフターファイヤー、高速時もなんかイマイチという事なので、さっそく調べていきます
そもそも、当店に届いた段階ではエンジンすら掛からないようになってしまっていました
エンジンの片側しか爆発せずの、いわゆる片肺状態
ポイントがしばらく触られた形跡が無く、原因もココでした
エンジンが掛かるようになったので試運転(昨日の話です、雨なら乗りません。僕も濡れるの嫌です)
オーナーさんのいうように、随分調子が悪いので、キャブレターを見ていきます
その前にタペットを見ておきます
すこし片側の圧縮が弱いので、ここならラッキーと思いましたが違いました
キャブレターはオーバーホールのご依頼でしたが、そこまでは必要なさそうなので、
通路の確認とフロートの油面の調整をしておきます
こうしていくらか浮いた予算で、別の所を直していくほうが幸せでしょう
二次エアを吸っていたので、エンジンとの合い面を点検するとボディーの歪みを発見
擦ってならしておきますが、ほどほどにやめておきます。二次エアを吸わなければOKです
やっぱりダブワンのエンジンはムキムキでカッコ良いぜ!
打倒トライアンフとしてオートでコイツが採用されていたら、どんな事になっていたんだろう?と無駄な妄想は尽きません
慎重に左右のキャブレターの同期を取って試運転したところ、随分調子が良くなったようです
あとは晴れ間に試運転を繰り返して、問題無ければ完成です
オーナーさん、お楽しみに!