オートバイの修理やカスタムをしていくと、絶対につきまとってくる作業。それがペイント
オートバイは主に鉄とアルミで出来ています
もちろん違う素材もありますが、ほとんどの割合を占めています(あ、当然ビンテージバイクの話です)
その中でも鉄は、保護膜が無いと空気中の水分だけですぐに錆びていきます
それを防ぐために、ペイントやメッキをして錆びないようにしています
ほら、カスタムするとすぐに塗装が必要になってきます
ステーをちょっとだけ作ったり、特に費用を掛けない補修だったりの場合はラッカースプレーでペイントしています
ちょっとしたペイントですね。梅かな
それでも下地を作って綺麗に仕上がるようコツがあります
これの良い所は、その場ですぐに終わる事。もちろん費用も安くて済みますが、ラッカーなので耐久性に欠けます
ガソリンで溶けますし、パーツクリーナーなどの溶剤でも溶けてしまいます
外観上目立つ部分だったり、ガソリンや溶剤が掛かるような物は2液のウレタン塗料をスプレーガンでペイントします
これがちょっとちゃんとしたペイントです、竹ですね
これの良い所は綺麗な仕上がりなのと、耐久性が抜群に良い所です
ですが、色々と準備と後片づけが大変だったり、塗料代はもちろんの事ですが防毒マスクやらなにやらと備品代も高く付きます
ラッカーペイントに比べて時間は掛かりますが、僕がやるので外注するよりは早く仕上がります
ただ、黒しかやりません。あくまでバイク屋がやる作業としてのペイントですね
ちゃんとしたペイントは、もちろんプロショップへお願いする物です。松です
凹みや歪みを修正してもらったり、調色して希望の色を作ったりラインやロゴを入れたりと、色々な職人技が必要です
当然綺麗に仕上がりますが、費用と時間が掛かってしまいます
カスタムペイント
水色のフチの中は銀箔が貼り付けていて、これも専門の箔を貼る人がいるらしい
これはカスタムショーへ出すのに、青系でお任せ!と頼んだ物です
キラキラしてたり模様があったりと色々となっていますが、もう僕にはどうやってこうなってるのか良くわかりません
普通のビンテージバイクにはカスタムペイントを施すことは滅多にありませんが、こういった技術を応用して人と違った普通っぽいペイントなんかも可能です
ペイントといっても色々!
どれも仕上がるとワクワク楽しいものです