なぜか怒涛の連続投稿、CB450の路上復帰作業の続きです
キリの良い所を強引に見つけるのが得意でしたが、正月休みを挟んでどうやら性能ダウンしています
という事で進めます
エンジンの調子が悪いですが、キャブレターが原因と判断し別の作業を進めます
クラッチフリクションプレートを交換します
まずはこの丸い所を外して内部の遠心フィルターを取り外します
けっこう汚い。カスも随分溜まっていたので掃除して良かったです
このぐらいの年式によく採用されていた遠心フィルターですが、とてもメンテナンス性が良いとはいえず、普通に紙フィルター方式のほうがエンジンにも優しいんじゃ??
この遠心フィルター、このころのホンダのバイクによく使われていたタイプですが、コストも掛かりそうだしメンテナンス性は悪いし、紙フィルターのほうがゴミも拾うんじゃないかと思うのですが、どういった意図の物なのか大変興味があります
このエンジンはオイル交換のサイクルが長かったのか、内部が黒く汚れています
ですがバイク全体の状態は綺麗なもんなので、これに長く乗っていた方の性格が伺えて、これも古いバイクの楽しい所ですかね
こうしてまんべんなく黒いと違和感ありませんね
綺麗に出来る所はできるだけ綺麗にしておきました
復活後はオイル交換をしょっちゅうして、内部を綺麗にすると良さそうです
セルモーターが回らない原因は、モーター内部の遊星ギヤに金属片が噛み込んでいたためでした
分解して綺麗に洗ってギヤをチェック後に組み上げます
歯には欠けが無さそうだったので、ベアリングから何かしら出てきてしまったのでしょうか?
ゴリゴリした感じなので交換します
ブラシとコミュテーターは状態が良かったので、軽く磨いて組みつけます
モーターはこれにてウィンウィンと快調に回るようになりましたが
ただもう一つ問題が
ワンウェイクラッチに亀裂が!
内部でスリップもしていて、セルが回ったり滑ったり
部品の入手が難しい所らしいので、入手できるまでキック始動で乗るとの事になりましたので、中の部品を抜いてキックオンリーに改造しておきました
左キャブレターを再度分解してみます
スロー系統の部品を右のと入れ替えたり、ボディの通路を再確認
社外新品のパッキンがすでにヘロヘロに伸びています
結局症状は全く変わらず。やっぱりボディが原因かな
スプロケットカバーをはずします
泥が物凄い
クラッチレリーズも分解と修正をしておきます
クラッチワイヤーも新しい物に交換して、非常に軽いクラッチにできました
ここで一旦休止してキャブレターの件を考えようと思っていたら、オーナーさんが速攻で予備のキャブを持ってきてくれました
使えるかなー、どうでしょうかね!
オーナーさん、完成をお楽しみに!