表題のまんまの内容ですが、とにかく海外製、特に当店で良く使うインド製の社外リプロパーツはヨレヨレしてる
特にフェンダーは、ロイヤルエンフィールドでも別のバイクでもよく使いますが、タイヤに対してのアールはめちゃくちゃだし、
左右でアールが違ったりねじれていたり、何か臭い油で防錆していたりと大変です
それでも昔タイプの物が新品で手に入るという魅力には変えられないので、ありがたく使うのですけども
ノートンのフェンダーをカスタムしてます
そのまま仮で合わせた状態です。ステーの長さが合っていない事に目が行きますが、フェンダーのアールが合っていないほうが作業する側としては大変です
さらにフォークの逃げも左右で前後方向にズレているし、ステーは長いだけじゃなく左右方向にも合っていないのでフェンダーの外に出ちゃってます
ステーの角度をオーナーさんと打ち合わせたので、作業再開です
後ろ側のステーは外した状態だとやっぱり左右で形状が違いますが、付いていると目立ちません。よってそのまま。加工代を浮かせます
右前のステーは、すでに加工を済ませて取り付けてあります
バイクの表側は右!という事で、基本的にこういった作業の時は右側から始めるようにしています
もちろんワンオフ製作した場合や、費用よりも仕上がり!という場合はビシッと作ります。その辺は各々の考え方に合わせて作業をしますのでご安心を
じゃあ加工を済ませた右に合わせて左のステーを加工すれば良いかというとそうではありません
フェンダー本体がヨレヨレしているので、右に合わせると取り付け穴がズレてしまったり、正面から見た時にフェンダーが大きくズレたりして、非常にみっともない
という事で、まずは右を付けて基準とし、今度はフェンダーとの取り付け穴を決めて、それに合わせてステーを製作します
油圧プレスで潰したとこ
短くしますので、平たい部分を伸ばす必要があります
マジックで線引いている所らへんにフェンダーのフチが来ます
ハンマーも使ってさらに潰して、ザっと削ったとこ
穴開けてフェンダーに合わせて曲げも入れてあります
塗装前にもう少し磨いて完成です
それよりフェンダーのフチの仕上がりが強烈で目が覚めます
この辺も塗装前に直します
ほい付いた!
これでフェンダーとステーを取り付けるボルトも左右で合います
こういった部分を合わせておくと、なんとなくまともに見えるんです
やっと付いたー
どうでしょう?最初に写真と比べると随分良くなった感じがしませんか
同じバイクなのに、なんかこっちの方がカッコ良いな
みたいな場合には、こんな地味な作業がしてあったりします