明日13日は店内で設備工事がありますので、ちょっといつも以上に散らかっているかもしれません
どんな状況になるのかわかりませんが、もしかするとクイック作業は無理かもしれませんので、ご来店の際はお電話お願いします
ロイヤルエンフィールドの圧縮抜けの修理を行います
アイドリング状態、もしくはキックした際にプシュ!といって、キックアームの圧縮を感じない場合
エンジンのシリンダーとヘッドの合い面(エンジンのギザギザ部分。銀色と黒色の間)に所に手を当てがって、プシュっという音と同時に手に風を感じれば、それはヘッドガスケットが抜けてしまっています
このように。
初期段階ではピッと亀裂が入ります
最初はごく少量の圧抜けなのでエンジンが掛かってアイドリングもするし走れますが、写真のように段々ガスケットが崩れて悪化します
こうなると、何とか走れはしますがアイドリングは無理です
抜けたガスケット部分から2次エアを吸ってさらなるトラブルを引き起こすので、気付いた段階でのレッカーをおすすめします
アイドリングしなくなったら末期です。要注意!
ヘッドガスケット抜けの原因は
組みつけ不良や定期メンテナンスを怠った場合の防げる場合と、ガスケット自体の劣化での防げない場合の二つ
今回はコリコリにガスケットが硬くなっており、経年劣化が原因と判断しました
強烈にくっ付いているガスケットを、ヘッド本体を傷つけないように剥がします
剥がすというより削るかな?最後はオイルストーンで擦った後に、ヘッド本体の歪みを測定して完成です
カーボンは、軽くペロッと剥がれる物のみ落として終わり。頑張って剥がすとバルブの隙間へ入りこみ、バルブも分解する必要が出てきます
今回は最低限の修理で済ますという方針ですので、バルブは組みつけたままで、圧漏れの点検のみ行いました
シリンダーは母材が硬いので、ヘッドほとガスケット削りに神経を使いません
スタッド裏の残ったのを頑張って落とさないと、新しく組むガスケットの密着が悪くなってしまいます
新しいガスケット
頑張ってくれ!
エンジンを回してオイルが流れるのを確認
只今エンジンを掛けて冷ましてを繰り返し中です
馴染んだら改めて締め付けて修理完了です!
オーナーさん、もう少々お待ちを