ロイヤルエンフィールドの旧型BULLET
車検でお預かりのエンジンチューニングをしたアーミー
60年代のロイヤルエンフィールド用ガソリンタンクが素敵
今回の作業の目玉はコチラのドデカいブレーキの装着です!
カンリン製のレーシングドラムブレーキ!デカいブレーキが両面に付きます
普通はアルミリムで組む事が多いとおもうのですが、ビンテージスタイルに合うようにメッキリムに特注スポークで組んであります。ドラムが大きいのでスポークが短いですね
性能を考えるとアルミリムにスチールスポークがおススメではありますが、純正の後輪と合わせてメッキリムにステンレススポークの組み合わせとなっております
以前から付けたい付けたいとご依頼頂いていましたが、長らく廃盤で手に入りませんでした
再販されたという事で急ぎ入手しましたが、おそらくいつまでも存在する部品では無いと思います
リム無しの状態でおおよその寸法合わせだけやっておいたので、仮付けはできるようにしてあります
こちらは純正ドラム用の周り止めを削り落とさないと、ブレーキパネルが干渉して正規の位置に収まりません
装着するのに課題が沢山あります
まずシャフト径が違うのでクランプできません
ロイヤルエンフィールドはちょっと特殊なアクスルシャフトの構造なので、ガッチリ固定出来るように加工が必要です
フロントフォークのクランプ部分だけ旋盤で細くする必要があります
アクスルシャフトの長さに合わせてカラーを製作する必要がありますね
丁度良い長さのシャフトが有れば良いですが、当店には無いので入手の用意なロイヤルエンフィールドの後輪用シャフトを流用します
ブレーキパネルはトルクロッドで固定する方法になります
フォークのアウターにトルクロッドのマウントを溶接で取り付けます
左右にパネルが付くので、ピタッと同じ位置にする必要があります
あと難しいのは溶接でフォークアウターが歪まないよう、なおかつブレーキの力に負けないよう強度を持たせる必要があります
とりあえずアクスルシャフト問題を片づけないと進みません
シャフトと同径でアルミ製のカラーを製作し、左右のフォーククランプ部は純正と同サイズへ削って細くしました
フォーク側を削るほうが簡単ですが、クランプの強度低下問題と補修の際に大変なので、長い目で見てパーツ供給がラクなやり方を選択しました
とりあえずホイールの装着ができました
次はフォークアウターの加工をして左右パネル位置を揃えて、
トルクロッドの固定をして、
2本引きのブレーキワイヤーを取り付けたら、やっと完成です
早くタイヤも取り付けた状態で眺めたいですね、オーナーさんお楽しみに!