初めての作業依頼です、BSAのA65
サイドスタンドの取り付け部が欠損しているとの事で修理依頼です、ありがとうございます
酷いオイル漏れ
これも直した方が良いですよ
今回は二種類のサイドスタンドをオーナーさんに用意してもらいました
これは純正補修用のスタンド取り付け部
これだけで売ってんのかよ、スゲーな!という感じです
元の折れて残った部分を除去して、改めて取り付けるタイプですので作業が大変です
なるべく簡易的にという事だったので、汎用のクランプタイプも用意してもらいました
うーん、取り付けできる所がないですね
今回は少し遠方からのレッカー入庫なので、今回が初見です。思っていたよりエンジンとのクリアランスも無くて、ボルトもつかえません
しょうがないので第三の手という事で、純正ステーを加工して何とか取り付ける事にします
まずは残った部分を見てみます
ほら出た、ロウ付け!こいつがいると溶接が出来ません
この金色の部分に溶接している先が向くと、一瞬で爆ぜて小さな火の玉が飛び散ってきます
普段の生活ではまず起こりませんが、例えるなら線香花火の最後の球みたいのが沢山飛び散る感じでしょうか
今回のような作業だと頭上から降り注ぐ感じになります
さらに母材には穴が空きますし、超有毒なガスもブンブン出ます
なので金色が無くなるまで、削り落としてからの溶接作業が必要です
そしてやっとの事で溶接ができます
今回は元ステーを除去できる所まで除去して、新設するステーを形状変更して上手く合わせました
溶接する前には、角度やスタンドを動かした時に干渉しないかなどをチェックしておきます
海外パーツなので、当然そのまま使う事はできません
ボルトが入らないとか
干渉して動かないとか普通です
無事取り付けできました!
ありがとうございました~