凄いなあるところにはあるものですね、出どころ知っているのでさすが!という感じです
当時風に言えばエンフィのサンゴーS黒、今風に言えばアイアンモデルのデッドストック新車の整備ご依頼です
最後にやったのたぶん2010年とかじゃないかな、最後の一台は記念撮影しましたもんね。探したけどどっかいっちゃいましたね
ハギさんキタちゃん見てくれこの鍵がぶら下がってる感じ!
懐かしいね~
さ、オーナーさんのために整備を始めます
凄いな当たり前だけど中まで全部ピカピカだな!
ヘッドまわりの整備を行います
新車が組み立てられた後に、メーカーでだいたい10kmちょい試運転をしてから発送されてきていました
その時点ですでにヘッドが緩んでいるんです。だからこのまま乗れば早いうちにヘッドガスケットが抜けて圧縮抜けを起こします
この中の調整も重要です
ここは今の仕事にも繋がる作業なのでヒミツ
ここも同じく
そもそもグリスが塗られていないという所がダメ
キャブレターに関してはセッティングが必要です
そりゃ当時4~50キロ程度しか出さないでガソリンが高いインドに合わせたセッティングで、高速道路なんか走った日にゃ壊れるに決まっています
エアクリーナーに繋がるダクトも組み付けが悪いので、最初から折れて潰れていますので取付け修正
あとは重要な部分の配線コネクタがイギリスから続く昔タイプの緩いやつなので、接触不良を起こさないために交換しておきます
全部分解する必要はないのですが、長期保管のバイクのため一応各部通路の詰まりが無いか確認しておきます
フロート油面も適当なので、規定値に合わせておきます
スピードメーターギヤはプラスチック製から少し古い年式用のメタル製に交換
とにかくナットが外れなくて、バーナーで熱してやっと外れました
前後ブレーキとも内部にグリスが入っていないため、一度分解して整備しておきます
バッテリー付けてポイントの整備してガソリン入れて、無事始動!
さっそく問題発生!ガソリンだだ洩れ
フロートまわりの部品が壊れているんでしょう
あとウインカーが点かない
走り出したらミッションが調子悪い!もあるあるですね
輸入新規なので、事前審査が降りたら車検に行けます