燃焼室にカーボンが溜まる事は良くある事なのですが、溜まり方にも色々ありまして嫌なパターンの場合だとポロっと取れてバルブに噛み込む事があります
カラっと乾いたのがゴッテリ溜まるパターンと、この画像のようにネチョっとした感じのパターンがあります
画像のピストン上部に剥がれた跡が見えますが、ネチョっとしたパターンの場合には、焼けてペロッと剥がれやすいです
ペロッと剥がれたのが内部で暴れて、バルブが開いた時に丁度間に挟まります
そうすると圧縮が無くなってしまうのですが、何度がキックしたりするとポロっと外れて圧縮が戻ったりします
繰り返すうちにバルブの密着面が大荒れして、慢性的に圧縮が漏れるようになります
なんかキックが重くなったり軽くなったりする事があるのなら、早めにエンジンを分解したほうが修理代が安く済む事があります
また、カーボンが多く溜まってしまう原因を直さないと再発してしまうので、それは別で修理が必要です
今回は洗浄とバルブの擦り合わせで、無事圧縮が正常に掛かるようになりました
酷い場合だとシートカットのやり直しまで必要になるので、バルブ面が大荒れする前に手を打っておきましょう