カワサキW1SSのエンジン腰上オーバーホール
オイル漏れの修理という事で入庫しましたが、せっかくなので点検をして欲しいという事です
調べると左右で圧縮に差があり、少し抜けてしまっているようです
エンジンを開けていきます
ピストンは焼き付きも無く、ほどほどの状態
ですがシリンダー内壁、ピストン、ピストンリングの全部が摩耗限度値ちかくまですり減っていましたので、ボーリングしてオーバーサイズピストンを組み込む事に
圧縮漏れの一番の原因と当たりを付けていたシリンダーヘッド
この状態で点検をすると、圧縮が低かったほうの漏れが酷い。まぁどっちも漏れてます
バルブは左右とも排気側が虫食い状態に
擦り合わせをしつこくすると一時的に良くなりますが、当たり面が広くなって速攻でカーボン噛んですぐダメになります
これはオーナーさんと相談の上、バルブの修正とヘッドの修正で行く事に
実はもう内燃機加工が仕上がって帰ってきてしまっています
磨き疲れてウンザリきている左W1SAチョッパーと、希望キラキラの右W1SS
毎日毎日の夜なべのかいあって、すこし形になる部品が
ショーバイクのホイール
ボチボチ組み上げていきますので、オーナーさんお楽しみに！