ロイヤルエンフィールドのセル付きアイアンモデルの修理
旧型アイアンモデルにも、セル付きのタイプが少数存在しますが、一か所弱点があります
セルモーターのワンウェイクラッチ、これが2万キロぐらいで壊れ気味。
ワンウェイクラッチとは、スターターボタンを押してギューンとセルが回ったっときに力が伝わって、エンジンが掛かったらフリーになるという物。
すこしわかりずらいですが、ギヤの中に組み込まれているベアリングが、時計回りにはグッと固定されて、反時計回りではクルクルと空転するような仕組みです。
これが、エンストした時や、ケッチンをくらった時などにギャーン!と逆回転、ようは固定される向きに強引に回ってしまうんですね。
そして、何回も繰り返すうちに、だんだん固定方向でロックが効かなくなってガタが出てきます。
オートデコンプの無い500cc単気筒ですから、しょうがないっちゃしょうがない部分でしょうか。
ニードルベアリングも交換。少し傷んでいます。
ベアリング部へ通じるオイルラインの見直しなどをして、なるべく長持ちするように対策をしておきます。
現行のロイヤルエンフィールドでは、オートデコンプをキャンセルしている車体はやはり傷みやすいです。
エンジン始動すぐはガチャガチャとうるさく、少ししたら正常なエンジン音になるのはオートデコンプが入っている証拠。
逆に最初からガチャ音無しのはキャンセルされている事も。
キックで頑張ってケッチン逆回転するぐらいであれば、迷わずセルで掛けたほうが長持ちすると思います。
現に女性オーナーさんのは長持ちな傾向があります。
使用パーツで世界制覇!チャレンジ中のエンフィールド
完全ゴム製中国シートが装着されていました。
今日はなにやら凄い構造のフランス製ホーンを持ってきました。
どんどんと使える部品の幅、というより製造国が限られてきているようなので大変だそうで。
今日はインド製の真鍮パーツを色々とご購入。
ありがとうございました!