イギリス製のロイヤルエンフィールド 元祖BULLETのフルレストア
前回までで全て分解が完了 前回のブログ→イギリス製ロイヤルエンフィールド BULLETG2 レストア分解編3
一気に進めたい所ですが、暖かくなってきて修理やメンテナンスなどが沢山。
合間合間で進めていっています
なにはともあれ、塗装物は地肌まで剥がします
古い塗装だけなら良いのですが、パテが付いていると大変。中々剥がれません。
やっと剥がれたと思ったら
下地が異様に悪い。
直せる物はとにかく直していきますが、ものすごい時間が掛かります
フレームのネック部分。ラグにパイプを差し込んでロウ付けタイプ
手間が掛かるため、後年では溶接仕上げに変更となりますが、デザインはやっぱりコチラに軍配が上がります
こんなぐらいまで磨いてから、ペイントへ出します
今回はペイント屋さんへ相談したところ、下地の状態が悪そうなのでブラスト(砂をエアで吹き付けて、古い塗膜や錆を吹っ飛ばすやつ)だと地金ごと無くなっちゃうんじゃねぇ?という事で手作業で剥離する事にしました。地獄でした。
全体的に、凹んでいるというか、もちろん凹んでパテをしている所もあるのですが、ガリガリの傷が多い。
へこんでいるなら叩いて出すとか、方法があるのですが、ガリガリはどうにもならないです。
さらに、貴重な部品ばかりなので交換するわけにもいかず、とにかく長い目で見て錆の根絶に力をいれました
メッキの下地はまだまだ終わりません
たとえばこんなボルト
このまま再メッキに出すと、サビのボコボコがもろに出ます。
クロームメッキは、メッキ前にバフ掛けをしてもらいますが、いわゆる最終研磨ですので大きなボコボコは全く消えません
そのため、ある程度こちらで下処理をして出す必要があります
まずは粗目の物で錆びを削り落とします
変形している物は、この段階で成形します。
もちろん精度が必要な部分には出来ませんが、ボルトの頭などは地味に大事な部分です
ボルトも外装の一部と考えて頑張ります
このぐらい磨いておけば、後は仕上げてもらえます
メッキ屋さんも、どの部品が何なんだか判りませんので、こちらでこうしておくと、あぁここは綺麗ににしてほしいのね。と意思疎通が図れます。と信じています。
ふぅ。
じごく!
頑張ります!