長い事作業をしているイギリス製BULLET G2のレストア
前回エンジンに火が入って、やっと先が見えた!!
と興奮しましたが、シリンダーヘッドへ流れるオイル量が足りないみたい
元々マグネトー点火ダイナモ発電
いわゆるLUCASの二段ベッドが装着される所に、高年式のデスビとジェネレーターをぶち込んで安定のバッテリー点火へ改造してある意欲作だ
オイルポンプを再度点検するも、まぁ問題無いよねという感じ
オイルタンクへオイルが流れているのは確認できているので、クランクシャフトへはオイルが流れているようなのですが
どうすんのよもー、と憤慨しつつ最近は電装をボチボチと仕上げていたのでした
レギュレーターその他の部品をツールボックスへ移設して、シート下をスッキリする作戦
このバイクを直すために、当時物のクランクケースを2個買ったのですが
オイルパイプの横のネジ穴、分解前はメクラ蓋がされていました
みなさんのエンフィールドは、そもそもネジ穴がありません
購入した同モデル用のクランクケースは、穴無し一個と穴有り一個
そして各年式のパーツリストと睨めっこをしても、この部分の記述無し
エンフィールド屋の先輩とは、エア抜きじゃねーの?という事で作業を進めていましたが
どうも怪しい、すごーく怪しい
気持ちを切り替えて、一個前のモデルMODEL Gのパーツリストを眺める
何もない
そしてサービスマニュアル的な本のオイルラインの絵を見ると気になる記述が
プレッシャーリリーフバルブ
コイツだー!
これが無い事によって、全開リリーフ状態でオイルタンクへオイルが流れていたらしい
なんとも奇跡的な事に、新品で手配していたボルトたちの半数が出来が悪く使えなかったため、別途買っていたG2用ボロねじセットの中に、おそらくコレ用だと思われる部品があった
40年代は付いてて50年代になると無くなるのかな?
初期の頃はモデルGと共通の部品が多数あるみたい
寸法を測ってみると、やっぱりコレ用みたい
綺麗に洗って動作確認後、ウキウキで組み付けてエンジンを始動!
どっくどくだぜ!ドップドプ!
いよいよ終わりが見えてきた!かな?