バイクの配線は劣化します!
特に日本は四季がありますので、中々過酷な状況かもしれません
雨風にさらされ、真夏のタンク裏ではエンジンの熱に炙られ、真冬はコチコチに冷え込みます
古くなると内部の銅線が劣化して抵抗が増えたり、接続部が千切れる。もっと酷いと何もない部分をちょっと動かしたら千切れる
なーんて事がしょっちゅう起こるようになります
ダメになっている部分をその都度直す事がほとんどですが、限界を超えて劣化している物は
直してもすぐにダメになったり、あちこちが次々とトラブルを起こしたりするようになります
目安としては、妙に配線にしなりが無かったり、グイっと曲げた際に被膜が割れてしまうような配線は寿命です
特にバイクはハンドルを左右に切った際に、メインハーネスがグイグイ動くので、その辺の内部で断線してしまう事が多いです
メインハーネスを引っぺがしています
電気式のメーターやETCとナビの配線が残っているので、これでもゴチャゴチャ気味
メインハーネスは名前の通りメインとなる配線の束の事です
車体に沿って付いている太い束が部品として販売していますので、スイッチの配線やランプの配線などは、別途交換する必要があります
新品を一度剥いて、強化対策をしています
同一車種でも年式やモデルで若干の違いがあったりするので、それもこの段階で適合するように合わせます
今回は追加でアクセサリー電源用の配線と、アースを追加しておきました
USBの取り出しなどで電源追加の作業は良くやりますが、通常二股ギボシを使用して分岐します
メインハーネス内で追加しておけば純正のように綺麗に仕上げることができます
最後に良い感じのテープで巻いて完成!
各配線を繋げて完成です
このバイクはメーターなどがカスタムしてあるので、少しカプラーが余ってます
何か特別性能アップするわけでもない修理ですが、無用のトラブルが頻発する前に交換してしましましょう!