中古で購入したロイヤルエンフィールドのアイアンモデルを、乗り出す前に全体的に整備をして欲しいという事でお預かり中のグレーのエンフィールド
500ccのグレーでしかも超低走行という、ヨダレの垂れそうな一台
当店で販売する中古車と同等程度の整備をして引き渡します
遠方の方ですのでその辺も考慮して、近所の方とはちょっと内容を変える部分などもあります
走行距離はまだ慣らし中の範囲。それでも経年劣化している部分が多くあり、ゴム類は結構交換しないといけないです
エンジン内部は、緩んでいる所や動きの渋い所が多々あります。一つずつ修正していきます
結構重要なロッカーベアリング。一度手を入れておけば長い事問題ありません
ガタがあれば異音が出ますが、故障に繋がるような事はそうそう起きません
動きが渋いと何かのはずみで固着して、バルブを押し下げたまま動かなくなる事があります。そうするとピストンとバルブがヒットして、エンジン故障に繋がります
通常、新車の状態から段々と慣らしを進めるにつれて動きが軽くなるのですが、今回のは若干まだ渋さが残っていますので、擦り合わせを行って動きをスムーズにしておきます
オイルラインも修正を行っておかないと、正規の油圧が掛からなくなる事があります
プライマリーサイド。ここも色々と修正が必要な所です
放っておくと大抵ジェネレーターが壊れます
アイアンモデルのクラッチには色々な種類がありますが、高年式500cc用のが一番良いんじゃないかと思います
薄くて枚数が多く入るので、クラッチスプリングを弱くできます
これは500ccですのでそれほどですが、350ccにこれを組めば、スプリングを最弱にして原付レベルのフニャフニャクラッチに変身です
これから補器類と足回りの作業です
オーナーさん、お楽しみに!