ロイヤルエンフィールドの車検と整備のご依頼
65000キロになりそうな車体なので、アチコチと交換が必要になってくる部品が出てきますが
通勤にも使っているという事で、全体的に元気な車体です
機械なのでどこがどれだけ消耗しようが壊れようが、直す事は可能なのですが
普通は壊れたら交換する、そして良く壊れる純正メーターが65000キロもの間動いている事に一番驚きます
なんかシフト操作に違和感があったのでミッションケースを開いてみましたら、シフト操作に使われるスプリングが折れていました
前回の作業で紹介した同じ部分ではミッショングリスが漏れ出てる症状でしたが、今回のは水が入って錆汁が発生している状態です
内部からの漏れに対しても弱いですが、外からの混入にも弱いのがこのミッションです
外側に付いている調整用の丸い蓋をいじった事がある人なら判るはず
密閉する気はゼロですよ、石ころ入らなきゃ良いかなという程度ですが別に問題ありません ←水だって入らないに越した事は無いですよ
ここは考え方を変えまして、僕自身のエンフィールドは水が入ろうがグリスが出てこようが関係無いように、底に穴開けちゃってます
元々、山を走るように用意したエンフィールドだったので、水の中から泥沼の中まで突っ込んでも水が抜けるようにした仕様です
グリスが漏れる場合では、すぐ近くにマフラーがあって、垂れたグリスが付くと臭い&汚くなるので別の方法を取ったほうが良いです
ヘッド関連の整備です。オイルの汚れの付着が全体的に見られます
もうちょっと早いサイクルでオイル交換すると良いかもしれませんが、距離を考えるとこんなもんかなとも思います
なんか珍しい所のガスケットが飛び出てきています
ここが抜けると二次エアを吸うので、調子が悪くなったり、ついにはエンジンが壊れてしまいます
手前でボヤけて見えるのがキャブレターで、ガソリンと空気を丁度良い具合に混ぜるような部品です。それをエンジンが吸い込む力を使って吸い出すのですが、
ガスケットがダメになると隙間が出来て、そこからさらに空気を余分に吸ってしまいます。それが二次エアです
すげーヨレヨレだ!
なんか内側にも伸びてるようになっています。これが千切れてたらエンジンに吸い込まれてしまう所でした
これは気付けてアッパレと自分で自分を褒めたい
うしろ足まわりの整備
以前の整備で割ときちんと直してあるので、たいそうな事はありません
前はタイヤがガタガタに消耗してたので交換です
ブレーキドラムの消耗が結構限界なので、何かしら考えておきます
ありがとうございました