エンジンの上の方あちこちからオイルが漏れてエンジンがびちゃびちゃの修理
せっかくなので、お初の作業依頼でもありますのでシリンダーヘッドまわりの点検もやっておきます
ロッカーベアリングを止めているナットの締め込みがやたらと緩いので、もしや?という事で締めてみますと、ネジ山が壊れていました
全部で8本のところ4本ダメでした~
修理と補強を兼ねて、ヘリサートで修理します
これでガチっと締められます
さらについでに、高年式と同様のオイル吐出となるように加工もしておきました
左にチョロっと見えるキャブレターも、なにやら覗いて見えている黒い物が非常に気になりますが、調子は良いのでまたいつかという事に
部品と部品がくっつく所は、何しろ面が出ているかどうかが重要です
面とは当たり面の事で、歪んでいれば合わさった時に隙間が出来て、そこから良からぬ事が起こります
このカバーは修正済みです。このぐらいならガスケットが頑張って止めてくれます
修正もやりすぎは禁物です。同じ部品でも年式によって材質が少し違ったり、劣化具合も違うので見極めが必要です
タペットカバー
ここも面が大事
ロッカーパイプ
ここも面が大事
液体ガスケットで止めようと頑張った後が見えますが、ちょっと塗りすぎ
オイルラインは気を付けましょう
ここも面が大事
でもメーカーの加工が悪いので斜めにしか付きません
こういった場合は工夫しましょう