明日28日は車検業務のため午前中は留守にしております
ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します
でもうまくいけば結構早めに店に来ます
お初の作業依頼を頂きましたカワサキのW1 あれ、W1で合ってるかな?
輸出カラーがカッコいいモデルです
エンジンが暖まるとエンストするとの事での修理でしたが、外気温が下がって症状が消えたとの事
まずは作業前に試運転しますが20分走ってもアイドリングしません、そしてキックがスカスカ
聞いていた症状とは違いますが、明らかに調子が悪いです
まずはタペットを見てみます
4個付いているタペットですが、4個ともクリアランス0でバルブを軽く押している状態でした
再調整を行ってキックスカスカは直りました
長い事バルブを押した状態で走っていたようなので、バルブの密着面にカーボンが付着している可能性があります
これが走っているうちに無くなるとまたバルブクリアランスが狭くなるかもしれないので、少し広めに調整しておきました
しばらく走ったら再調整したら良いと思います
液体パッキンがてんこ盛りだったので歪みをみてみました
これはもう結構修正が終わりに近づいている所ですが、マジックで黒く塗っている部分が削れている部分に対して低い所です。ここから漏れやすいです
エンジン関連の部品でボルトで締めるカバーなどは、どうやっても歪みやすいです
漏れる感じがするからといって頑張って増し締めすると確実に歪みます
キャブレターの左右ワイヤーの同期がズレていたので調整します
ツインキャブは定期的に狂うので調整が必要です
ずっとほったらかしだったというポイント
良く走ってこれましたね!という感じで、摩耗が進んでエンスト一歩手前という状態でした。接点も荒れまくりです
今回はギリギリで再調整出来ましたが、次回はポイント交換が必要です
ガバナは動きが渋かったので清掃と給油をしておきます
ここの動きが悪いと加速と回転の戻りがダルくなります
乗るにあたり問題が出るレベルではないですが、ちょっと摩耗が進んでいます。今回は問題ないのでそのままでOkです
新品でガバナが手に入らないバイクは、フルトラが手に入るのなら換えてしまうのがおススメです
試運転が済んで随分調子が良くなった事を確認しました
これで真夏のエンスト症状も無くなるとラッキーです