カワサキW650のエンジンをボアアップして800ccにします
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新しいピストンです
バリ取りを行ってから組み込みます
いろいろと組み立てる前に、まずはこの交換するゴム部品を仕分けしないと・・・
こうして最近のバイクのエンジンを見ると、改めて普段整備しているエンジンとの設計思想の違いを感じます
リペイントしたシリンダーを組み込みます
バルブ関係を修理したヘッドも載せます
このエンジンのタペット調整は、シムという厚みの違う板を入れ替えて行います
分解前に一個づつ厚みを測っておき、調整が必要な部分は組立て時に交換する事になります
このちっこいのがシム。0.05mm違いでのサイズ展開です
ネジ式なら締めたり緩めたりすればOKですが、こちらは測定に時間が掛かる上に必要な厚みのシムが無ければ発注しなければいけません。しかも地味に値段が高いです
DOHCみたいな、カムで直打ち方式ならまぁシム式にならざるを得ないのでしょうけど、このバイクの構造ならネジにして欲しかったなぁ
オーナーが自分でも弄ってみようかしら!と思えるような構造の機械って、どんどん無くなってしまっているように思います
今回ヘッドの修理を行ったので、全部やり直しになっちゃいました
手持ちのシムと元付いてたので、おおよそは調整出来ましたが数点足らず。足らないシムが届いたら試運転を始めます
オーナーさん、完成をお楽しみに!